2024年3月8日金曜日、今日もご予約ございます&南アフリカ日記4

おはようございます!ものすごい花粉ですね。店主マスク防備して仕入れ行っております。

今日の特選天然活〆鮮魚は三重県産ヒラスズキです。スズキとは違って寒い間が美味しい白身です。旨味爆発系です。

さて、では南アフリカ日記の続きです。

またしてもきれいな朝焼けからスタート。本当にこういう景色は飽きないのです。

今日のスタートはハーテンバーグ。まあ。。ワイナリーの景色は似てくるのではありますが、やっぱりキレイ。

👇こんな素敵なアウトサイドに席を作ってくれてテイスティングのスタートです。

👇こちらも牛さんがのんびりいています。学習したので「ミルクかビーフか??」とはもう聞きませんよ。(笑)


これを見て、サトウキビかな??と思って、ラムの第一人者で1月に馬鹿みたいに急に亡くなった同級生を思い出した。

じつはサトウキビではなく、ただのバンブーだって教えてもらった( ´∀` )

こちらのテイスティンググラスは自社の名入り。

ワインはどれもちょっと高級なのでなかなかWineとアテ円庄では使えないラインナップですが、とにかくピュアで素直な味がしました!!リースリング、メルロー、シラー、は特に品種の差をはっきり認識できる味わい。

ワイン関係の試験を受ける方にはこういうワインでテイスティングの勉強をしてほしいです!!

近くに座った方が今年受けられるとのことで、強くプッシュしておきました(笑)

そして、次に訪問したのはペブルス

詳しい英語版はこちら

正確ではないけれど、グーグル翻訳で読めます。

説明をしてくださる、創業者と娘さん。そして初日にもお会いしたブラハムのオーナーでもあり、現ステレンボッシュ市長のヒーシーさん。ヒーシーさんは今日の予定をすべてキャンセルしてここに来て下さった。


このバスは中が図書館になっていて移動していろんなところへ行って子供たちが本を読めるようにしています。

主に絵本で店主も持って行ったけど、役に立ちますよって保育士さんが喜んでくれた。



ちょっと、作られた感じ💦はあるけれど、ここに来ている子供たちは孤児とかではなく、ワイナリーや果樹園で働いている親御さんの子供たちとのこと。全員黒人。

こっからは、ちょっと店主の主観的&長くなるので、読みたい方だけで。

今回のプロデューサであり、南アフリカワイン専門のインポーターのマスダさんの三宅さんに聞いてみた。

「ここの子供たちは孤児なんですか?」

答えはNO。このペブルスは農地(ワイナリーも含まれる)で働いている人たちの子供のための施設である。

なんでそんな質問をしたかというと、迎えてくれた子供たちの顔がとっても可愛くて、キラキラ輝いていたから。

貧困の最中ではそんな顔にはならない、死んだ魚の目みたいになるはず。(これは人間だけでなくどの生き物も一緒と思う)ということは・・・ここに来られる子供たちはある意味恵まれているのでは??とピーンと来たのです。



私たちが行っているきれいなホテルやワイナリー間を移動するときに見えたこの凄いバラック・・・。

建物もそうだが、なぜ目に付くかといったら、凄いゴミだから。要は不法滞在なので、市や町はごみ収集しないから。

バスの中からだったので、臭いはわからなかったけれど、多分すごいんだろうなと思う。でもなぜか簡易トイレみたいなのもあったし、電気も引かれていて、パラボラアンテナみたいなのも建っていた。誰が工事するんだろうとか、ここを襲ったりしないんだろうかとか、いろいろ考えた。。

道すがら大きな国道では物乞いと思われる子供たちがたくさんいた。もちろん全員が黒人。すごいスピードで走る大きな車の横をすり抜けていくし、車は全く気にしていない。たぶん死亡事故も起きていると思う。(添乗員さんに聞いた)

で、上記の質問をしたわけで。。。

他の参加者は子供たちと写真を撮ったりしていたが、そりゃ、子供たちは可愛いけど、とてもそんな気にはなれなかった。24時間かけてきたんだから私は写真を撮るよりも聞きたいことがあるって思ったのです。

で、



👆こちらのブラハムのオーナーでもあり現ステレンボッシュ市長でもあるヒーシーさんに思い切って話しかけてみたのです。(ワインと飲食以外の英語は超~おバカな店主)幸い隣に現地ガイドさんもいてくれたので、もし、文化的に失礼なことがあれば止めてくれるだろうな、と思って。

ここに来られる子供たちはある意味まだ幸せですよね?ここに来るときにすごいバラックを見てきました。そのゴミだからけの様子を見てとてもショックを受けました。私たちが今まで回ったワイナリーやホテルはとてもきれいで清潔でお洒落で整頓されていて、バラック小屋とはあまりにも差がありすぎる。日本だけでなくヨーロッパやNZなどで見聞きしてきたのよりもずっとずっと格差が激しすぎるって。

市長はとてもとてもとてもゆっくりした綺麗な英語で説明してくれた。ヒーシー市長はワイナリーのオーナーで白人であっても貧困層の出身であり、弁護士でもある。

たしかにあのバラックの事実もある。それを一番解消するにはインフラを整えて、とにかく仕事を与えることだと。

このステレンボッシュがある西ケープ州は恵まれている。なぜならワイナリーを始め、果樹園での収穫の仕事など、たとえ季節労働であっても仕事があるから。他の州からもっと仕事がない人がここへ仕事を求めてやってくる。もちろん国がやる法の整備やお金の使い方は必要だけど、私たちにできることは精いっぱいやっている。そして、少しずつだけど数字はよくなっているのよ。と。

ほんとうに輝く笑顔の子供たちを前に、胸が詰まる思いだった。

店主も行く前まで知らなかったけれど、アパルトヘイトのそのまた前から、雇うのは白人、雇われるのは黒人の構図の中、彼らの給料はワイナリーの場合はワインで、現物支給だった。そのためアル中が増えたり、妊婦でもアルコールを飲んでしまい、奇形児がたくさん生まれてきた。

なので、その罪滅ぼしと言っては何だが、各ワイナリーは現在自社の中に家を建てたり奨学金を出したり、またこのペブルスに寄付したりして、とにかく子供たちの未来への投資、教育を行っているんだって。

もちろんそういう施設や制度はここだけではなくいろんな形での参加の仕方がある。

店主のそう多くない海外生活の中でもここまで貧富の差を見せられたのは初めてで衝撃でありました。

店主のような一個人でできることは限られています。でも、まず知ること、そして、忘れずに継続することが大切だな、とも思いました。

Wineとアテ円庄は南アフリカワイン専門店ではないし、商売させてもらっている以上、あくまで中身とのバランスを考えてしまいます。けれど、この事実を忘れないで、ワインを(南アフリカだけではない)ハンドリングして、たとえ1本でも買ったり飲んだりすることで彼らの貧困の差が少しでも縮まることを願いします。


という熱くるしい文章の後はこれまた大好きなグレネリーで夢のようなランチへ続きます。👇



ご予約は

08091074087へのお電話、

FBメッセージ、winetoate.enshou@gmail.com

メールでもお受けしています!

新型コロナの5類への移行により、通常営業しております。しかしながら、最低限の感染対策で空間除菌装置は稼働。ご予約優先での営業は変わりません。何卒宜しくお願い致します。

Wineとアテ円庄は5名様から貸切させていただけます。6名様まではゆったり、だいぶ狭いですが、7名様まではお食事ご用意できます。

2次会は後のテーブル4名様とカウンター5名様、合わせて9名様までは座っていただけます。

通常営業に戻してからも、お食事の方はお任せのアテ料理コースで、2次会の方はワインが飲めるアテ盛でご用意しております。

当日の素材は、こちらのブログや、FBで書いておりますが、正式なアラカルトメニューはございません。

理由は鮮度を大切にしたいので、値段は毎日変動すること、召し上がる量がお人数や個人様ごと、またご趣向により変わられるためです。

また軽い2次会のアテ盛は、切ったりするだけなので、まだ店主の力量でも対応できるのですが、お食事の場合はオーダーが入ってからお出しすることがほぼ不可能と、この6年間で店主が学んだからです。

店主の修行のなさが露呈しますが、その分、コスパには命かける覚悟で臨んでおります。6年間で仕入れ先も色々助けていただける人間関係を育んできました。 食材ももちろん、ワインはアルコール業界30年の経験からコスパには絶対的な自信を持っております。 リピーターの方とお得意様率が高いのはそのあたりを理解していただているからかな・・・と思うのですが、やはり独り言営業が続くと深く考えます。。。。

大体の目安でお食事の場合、お任せアテ料理コース&ワイン(当店のノーマル価格)お一人様一本くらいの換算の量で10000円程度、当日のアラカルト的な感じ、お突き出しのちょこちょこ、鮮魚などの前菜類で、グラスワイン3杯程度でお会計6000円程度の方が多いです。

2次会な方は4名様以上の団体の方などは、アテ盛とボトルワイン飲まれて3500円程度の方が多いです とにかく、思いつくこと、やれることは精いっぱい頑張って店の存続に繋げたいと思います。

Wineとアテ 円庄はこんな感じで~す。    































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